病院ボランティア専用ページ(AromaTimeお知らせ)
ボランティア活動の概要
この活動の目的
・実践経験を積むことで、アロマセラピストとしてのスキルと自信を育む
・医療の現場で香りのケアを届けることを通じて、心の通うケアを体感する
・講座では得られない“本当の気づき”を現場で得る
*説明会で使った資料はこちら(pdfをダウンロード)
*ボランティア保険のパンフレット(内容はこちら、2026年3月まで)
活動日時・内容
日程:月1回(原則 第3水曜日を予定)
初回5/21(水)13時~1530頃を予定
※参加必須ではなく年間3回以上の参加推奨
時間:13:00〜16:00頃(準備・片付け含む)
内容:患者さまへアロマハンド・フットマッサージ(1人15分程度)
参加費:3,000円(税込・年1回)
(内訳:キャリアオイル・精油・容器(最大12回分相当)・ボランティア保険・事前研修費用を含む)
【2025年度日程】 第3水曜日1300-1530を予定
5/21(水)、6/18(水)、7/16(水)、8/20(水)、9/17(水)、10/15(水)、11/19(水)、12/17(水)
事前の技術講習会
【日程】 第3水曜日活動日の午前を予定
【事前の技術講習会】
技術講習会:当日の午前(ボランティア初回は、事前にご参加ください)
技術講習会場所:由井市民センターみなみ野分館など(JR八王子みなみ野駅徒歩2分)(*5/21のみ、施設予約が不可なので、変更予定)
* ハンドマッサージの技術指導/現場の対応方法などを実践形式で学びます
*当日の昼食は、JR横浜線・八王子みなみ野駅の近くでランチ予定(病院は、駅からバスで移動)
技術講習会の持ち物:練習用のタオル(手ぬぐいサイズ1枚)
活動場所・アクセス
場所:八王子みなみ野病院(緩和ケア病棟)
*現地集合・現地解散(交通費自己負担)
住所:〒192-0916 東京都八王子市みなみ野5丁目30−3
*アクセス案内はこちら(JR八王子みなみ野駅から送迎バスの時刻表)
*お車での来院も可能(駐車場あり)
活動までの流れ
Step1|事前講習会(実技講習)リアル
実技講習会(事前)
開催日:ボランティア当日の午前中
5/21(水)、6/18(水)午前は、実施予定(基本的に初回参加の人向け)
(初回のボランティアまでにご参加ください)
資料:実技の手順(実技練習会・ボランティア当日に配布予定)
持ち物:練習用のタオル(手ぬぐいサイズ1枚)
服装:動きやすい服装
Step2|活動日当日の準備・持ち物
当日の持ち物・服装(各人で準備するもの)
・服装:マスク・動きやすい服装(病院内での活動のため、派手ではない色をお勧めします)
・初回のみ持参
・病院指定の誓約書(PDF)押印の上、持参してください(技術講習会時での持参でも可能、ボランティア活動日前までに)
(ご希望の方に、pdfをメールにて送付予定)
・持ち物(お勧め、なくても可):時計(腕時計、目覚まし時計など)またはタイマー(バイブレーション機能付き)→施術時間の目安用(病室に時計が無い為)
*スマホを利用する方は、飛行機モードで、音無し(バイブレーション)をご利用ください
売店はありませんので、必要な方はお飲み物などをご持参ください(自販機はあり)
タオル、消毒用アルコール
Step3|当日の流れ、活動について
①1300集合、病院の入り口前に
・活動当日、咳や鼻水、発熱の諸症状がある場合は活動をご遠慮ください
・全員で病院内へ移動(4階、緩和ケア病棟へ)
*不識布マスクをしてから、病院の入り口にお入りください
*スマホはOFFにして下さい
➁4階緩和ケア病棟、談話室へ
当日に病院から、アロマ希望者リストが配られます。
それを基に、人数配分、本日の精油ブレンド作成、個室への移動準備をして、活動開始します(*貴重品やオイルなどの手荷物以外は、談話室に置いておきます)
③活動中
談話室で、小休憩やアンケート記入をお願いします
スマホから(5/1に正式なものをアップします。セラピスト側のお名前が仮に入っている状態です)
https://forms.gle/1gRV591ZAqb9XWju9
④活動後
アンケート記入後、片付け、全員で病院内から退出、解散となります。
この活動で得られるメリット
実践の場で学びを定着
・精油の知識やタッチングを、人に“届ける”体験
・「言葉にする」「説明する」「感じる」力が深まり、講座では得られない気づきと成長を味わえます
主催者からのメッセージ
この活動を、私が大切にしている理由
私がこの活動を続けているのは、アロマを学んで一番よかったと心から思えた経験が、病院でのタッチングだったからです。
父ががんで入院していたとき、家族で交代しながらお見舞いに通っていました。
でも、毎日顔を見に行って着替えを手伝うだけでは、だんだん話すことがなくなり、「しんどいな…」と感じる日も正直ありました。
そんな中で、アロママッサージを始めてから、言葉がなくても気持ちが通じる瞬間をたくさん感じられるようになりました。
父はとても嬉しそうで、母も「痛みが楽になるから、三枝子のくる日が一番楽しみ」と話していた、と教えてくれました。
その時間は、父のためでもあり、私自身の癒しの時間でもありました。
「何もできない」と思っていた日々に、
“手”を通じて心を伝える方法があると知った原点です。
だからこそ、医療や福祉の現場でアロマや手のぬくもりを届けたいという生徒さんと、この場を一緒に育てていけたらと願っています。
参加された方のお声
●印象に残っていることは?
→「自分に出来るだろうか、上手くできなかったらどうしよう、と不安だらけで参加していました。でも技術がどうこうではないんだということを強く感じました。香りと温かさを共有するという事、まずはそこから、そしてそれだけで充分活動の意味があると思います。」
「患者さんが「妻にも受けさせてあげたい」と、気遣っておられたことから、その優しいお気持ちに心を動かされ、闘病中のご自身はもとより、寄り添うご家族の大変さもうかがわれました。
アロマのトリートメントが、患者さんだけでなく、ケアをされる周囲の方々の癒しにもなり、よい循環が生まれることを期待しました。」
●これから参加される方へ一言
→「やった事がない、出来るかどうか、と不安を感じる方もいるかもしれません。事前講習もしていただけますし、困った時は必ず相談できる状態にありましたのでご興味のある方は是非参加されると良いと思います。病院のスタッフの方々もとても朗らかで雰囲気が素晴らしかったです(^^)」
「先生のご指導のもとで、メンバーの皆さんと様々なことを共有できますので、安心して活動ができます。アロマのトリートメントで届ける香りやタッチケアがもたらしてくれるたくさんのものを、実感されることと思います。」
活動報告(ブログ)を紹介
この活動に込めた想いや、私自身の体験について、お勧め書籍を、以前の活動ブログにも綴っています。ぜひご覧ください。
説明会などでお寄せいただいた質問
なぜ私たち(ボランティア側)が材料費を負担して活動するのですか?
とても大切なご質問をありがとうございます。実は前回(コロナ前)の活動では、病院側が材料費も負担してくださっていました。
ですが、今回改めて活動再開の相談をした際、「今回は、材料費等については病院では負担できない」という方針が最初に示されました。
それでも、
・アロマケアを必要としてくださる患者さんがいること
・継続的に、安定した形で活動を再開したいという想い(チームで協力しながら取り組むこと)
を大切に考え、病院側の負担がない形でも活動を再開することを決めました。
そのため、必要な精油やキャリアオイルなどの材料費については、実費分をご参加の皆さまにご負担いただく形を取らせていただいています。
活動自体はボランティアですが、『学びと実践の場』としても、また『患者さまへの大切なケア』としても、本当に価値のある機会だと考えています。
また、今回の活動には、もう一つ大切な想いがあります。
それは、「学んだアロマを、実際に人に届ける経験の場を作る」ということです。
スクールとして、ただ知識を学ぶだけではなく、実際の現場で体験し、自信を育てる機会を大切にしたい。
その延長線上に、このボランティア活動があります。もちろん、参加は強制ではありません。
ご自身が納得できる範囲でご参加をご検討いただければ嬉しいです。
なぜ患者さんだけでなく、スタッフやご家族にも施術するのですか?
まず、緩和ケアの現場では、患者さまご本人だけでなく、支えるご家族や医療従事者の方々自身も、ストレスや疲労を抱えているのが現実です。
私は20年前、広尾の日赤医療センターでアロマ事務局として、患者さまだけでなく、支えるスタッフの方々にも香りを届ける取り組みに携わった経験があります。そのとき、アロマに触れたスタッフさんたちの表情や、「こんな癒しが必要だったんだ」と喜ばれる姿を、今も鮮明に覚えています。
だからこそ、今回の活動でも、患者さまだけでなく、支えるご家族や医療従事者の方々にも香りとタッチングを届けたいと考えています。
アロマを届ける対象を“患者さまだけ”に限定せず、支える人たちにも癒しを届けることを大切にしている理由は、結果的にそれが患者さまをさらに支えることにつながるからです。
そしてもう一つ、アロマテラピーの良さを医療従事者の方々自身が実際に体感できる機会を持つことは、私たちアロマセラピストにとっても、未来の患者さまにとっても大きな意味があると考えています。
現場で日々頑張っているスタッフさんが、『香りってこんなに癒されるんだ』と感じてくだされば、アロマテラピーが医療やケアの一つの手段として、もっと自然に受け入れられる社会へと広がっていくかもしれません。もちろん、無理に活動を押し付けることはありません。
皆さん一人ひとりが、ご自身の想いに納得できる形で参加していただけたら嬉しいです。
医療現場でのボランティア活動に参加するにあたり、心やエネルギーへの影響が少し心配です。自分を守るためにどんな心構えを持てばいいですか?
ご心配はとても自然なことです。医療の現場では、目に見えるケアだけでなく、目に見えないストレスや心の負担を受けやすい場面もあります。
だからこそ、「自分を守ること」をとても大切にしてほしいと考えています。
自分を守るためには、例えばこんな工夫があります:
・ハンドマッサージ前後に深呼吸をして、心を整える
・施術の合間に、小さな休憩する(手を洗う、なども有効だと感じています)
・少しでも違和感や疲れを感じたら、無理せずスタッフに相談する
活動中は「誰かを癒す」ことも大切ですが、それ以上に「自分自身を整えながら関わること」が何より大切です。
また、活動を重ねる中で、感じたことや、心を守るために役立った工夫を、みなさん同士で共有する機会も作っていきたいと考えています。
活動を通して、「どんなふうに自分を整えるか」「どんなふうに心に寄り添うか」を、一緒に育てていけたらと思っています
どうかご自身のペースを大切に、無理なく、温かく関わっていきましょう。
病院側からの活動へのご案内
<安全確認>こちらは技術講習や病院で、あらためて、ご案内します
■ 患者誤認に注意
・患者と対してのボランティア活動を実施する際は、必ず病室番号を確認、ネームバンドの患者名を確認してください
■感染対策
・自分の体調がいつもと違う(例:喉の違和感・身体のだるさ・頭痛など)
・症状がある場合はボランティア活動中止
・院内では必ずマスク着用・マスクを外しての会話は禁
・手指消毒の徹底(何かに触れる前後・別の患者さまを訪問する際など)即効性アルコールジェルが病室の入り口にあるので使用可
・ボランティア活動中に体調がすぐれなくなった場合、遠慮せずに看護師に申し出る
■ 患者様への対応で大切なこと
・患者の気持ちに立って行動しましょう。自分では善意のつもりでも、患者にとっては押し付けとなるような言動は慎みましょう。
・病室に入る時は、ボランティアの〇〇です、と挨拶する。
・触れるときは「今から手を握りますね」などと声をかけてから
・声が届かないときは、耳元で話す(大声はNG)
・こちらから病気についての質問はしない
・患者さまからの質問に対し、自分の意見を述べることはしない(基本的に傾聴・相手の言葉を復唱・そうなんですね・そう思っているんですねなどの返答をする)
・コミュニケーション内容は基本的には世間話
・ボランティアの方だけに話すから言わないで欲しいと言われた内容があった場合は管理者のみに報告
■ 医療機器に注意・活動中のトラブル対応
・点滴や酸素、尿管カテーテル等チューブ類には触れないように注意。
・医療器具が外れた場合は触らずに看護師に報告。
・活動中に器具を破損した、他者へケガをさせてしまったなどのトラブルがあった場合も、速やかにスタッフへお知らせください。
■ 患者の状況・ 不測の事態への対応
・患者様の様子がおかしい、気分が悪そうな場合は、すぐに看護師へ連絡をしてください。無理に活動を続けず、必ず報告・相談を行ってください。
・クレームや苦情に対しては個人で対応せず、必ずスタッフに報告してください。その後の対応は、病院職員が行います。
スピリチュアルケアとは
■ 全人的苦痛
緩和ケアでは全人的ケアが提案されており、全人(Whole Person)は、body(身体)、mind(心)、spirit(魂)に対する苦痛が対象の課題とされています。
現代科学的な対処の困難なSpiritを切り捨て、BodyとMindのみを介入対象として発展してきました。しかしWHOも緩和ケアの定義の中にスピリチュアルな問題への対応を掲げているように、Spritのケアを抜きにしては全人的なケアはできません。
人間は苦痛を体験するとき、痛みなどの身体的な感覚だけでなく、様々な感情や他者や社会との関係、日々の生活への影響、過去から未来へ続く時間の流れを含んだ心理・社会的・スピリチュアルな側面が統合された全人的な体験として迫ってきます。
病による苦痛は、確実にその人の人生に絡んだ複雑な体験です。それを理解するための重要な概念として全人的苦痛(トータルペイン)があります。身体的な痛み、精神的な痛み、社会的な痛み、スピリチュアルな痛みは相互に影響し合い、複雑に絡み合った形で現れてきます。そしてそれを表現できるのは、体験しているその人だけなのです。医療・介護従事者は、このトータルペインの視点をもってケアを行っていくことが望ましいと言えます。
スピリチュアルな課題への対応には、全人的なケアが必要とされます。
■ スピリチュアルペインとは
近代ホスピスの創始者であるシシリー・ソンダースは、死の対峙を余儀なくされたとき、「多くの患者が自責の念あるいは罪の意識を持ち、自分自身の存在に価値がなくなったと感じ、時には深い苦悩の中に陥っている。このことが、真に【スピリチュアルな痛み】と呼ぶべきものであり、それに対処する援助を必要としている」と述べています。
■ 医療者が行うべきスピリチュアルケア
スピリチュアルケアとはその人の人生やそれを支える価値・信念に深く関与することになります。このため医療者が苦悩する患者に対して何らかのケアを行うことはたやすいことではなく、まず患者に関わることが求められます。
患者との関係性を構築し、ケアリングのプロセスを通して、スピリチュアルペインの表出を促します。次に、表出されたスピリチュアルペインが生じた理由について患者が試作を深められるように、患者の語り口に耳を傾けることが重要になります。患者は、語ることにより何に苦しんでいるのか、その意味は何かなどを問うことができるのです。
語りに耳を傾けることを【傾聴】といいます。傾聴は、はなしてから聞き手への一方的なコミュニケーションではありません。話し手が「聞き手に伝わった」「自分の思いを分かってもらえた」と感じられることで傾聴によるコミュニケーションは成立します。
スピリチュアルケアにおいて最も大切なことは「共感すること」です。怖い・孤立・不安・怒り・・・さまざまな感情で表出されるスピリチュアルケアをまず受け止めること、その思いを認めること、それがとても大切です。医療者がもちがちな「なにか答えなければ」「いわなければ」の感情はまずそっと自分の横に置いて目の前の方に向き合ってみましょう。※「日本終末期ケア協会引用」と記載あり。
🔽スピリチュアルケアについての参考書は以下のブログに
【アロマの活動】緩和ケアでのアロマボランティアをチームで行う理由
主催:AromatTime川口三枝子
ナードアロマテラピー協会認定アロマトレーナー、アロマセラピストトレーナー
「根拠あるアロマで、心と体に自信と癒しを」
こんにちは、川口三枝子です。20年以上の経験を持つアロマコンサルタントとして、科学的根拠と植物の力を組み合わせたアロマテラピーで、より豊かな生活をサポートしています。
🌿 根拠のある科学的なアプローチでアロマを学び、セルフケアにもっと自信を持ちませんか?
アロマは単なる香りの楽しみではなく、科学的に証明された方法で心身に深い癒しをもたらします。日々の疲れ、ストレス、更年期の悩みなど、自然の力を活かして解決できる方法を学びませんか?
私のコースでは、精油の化学をしっかり理解することで、自分自身と他の人のために役立つ知識を得られます。
🌿AromaTimeで学ぶ、3つの価値
1. 自信を持ってアロマを伝えられる:精油の成分を科学的に理解し、自分だけでなく周りの人にも自信を持って伝えられる力を育みます。
2. 科学に基づく癒しの方法:単なるリラクゼーションではなく、精油の化学構造を基に最適なケア方法を見つけ、効果を実感できます。
3. 植物の知識を日常に活かす:植物の叡智を学び、その力を活かして心身のバランスを整える実践的な知識が身につきます。
🌿信頼の実績
・20年間のアロマ講師経験と10,000時間以上の指導実績
・『すぐ使えるアロマの化学』の著者(2020年5月、BAB JAPAN出版)
アロマの知識をシンプルに、すぐに実践できる形でお伝えしています。