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メディカルアロマの資格取得 ナードアロマテラピー協会認定校 東京八王子

天然の精神安定剤”ネロリ精油”の効果効能(気持ちの落ち込みがあるときに”生きる喜びを”取り戻すサポート)

 
ネロリ

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この記事を書いている人 - WRITER -
アロマ歴23年、家族の体調不良の一助にと始めたアロマテラピー。植物とタッチングの力に魅了され、事務職から一転して都内アロマサロン勤務、イギリス系最大手協会認定スクールにてアロマ講師を経て、2005年4月AromaTimeオープン。3年後には、雑誌でAromaTimeを5ページ特集。セルフケアの指導に定評があり、フランス式アロマの代表であるナードアロマテラピー協会認定校として、2009年よりスタート。初心者からプロのアロマセラピスト育成までを、一人一人に合わせた個別指導に定評あり。
詳しいプロフィールはこちら
ネロリ精油について
・ネロリ精油の成分からの使い方
・ネロリ精油の研究から使い方の例
・ネロリ精油の名前の由来
・ネロリ精油の原料である植物
などを知りたい方
向けの記事です。

植物の「生きる力」を精油の化学成分を通して、効果的にかつ安全で使える精油の使い方をブログでお伝えしています。書籍「すぐ使えるアロマの化学」著者のAromaTime川口三枝子です。

5月は柑橘系のお花の季節です!
柑橘のお花は香りが濃厚で、お花が一つでも部屋にあると、部屋中に香りが充満します。柑橘リキュールのコアントローの香りづけにも使われています。甘い爽やかなお花の香りです。
AromaTimeにある柑橘のお花を蒸留してしながら、ブログ記事を書いていました。しかし、この香りでまったりとしてしまい、逆にいえば集中力が無くなってしまい、なかなか書き上げることができませんでした(滝汗

AromaTime川口三枝子

ネロリ精油の成分と効果効能

柑橘のお花の香りは、鬱々とした気持ちの落ち込みがあるときに、優しく気持ちを引き上げます。
”生きる喜びを”取り戻すサポートをします。ネロリ精油は、”天然の精神安定剤”ともいわれています。

ネロリ精油の精油成分は、
・気持ちを元気にさせるモノテルペン炭化水素類のαピネン
・抗不安作用のあるモノテルペンアルコール類リナロール
等が含まれます。

気持ちの落ち込みによく使われています。
ザナックスという抗不安薬と比較で、この不安薬と同じような効果もあります。
ネロリ精油と抗不安薬の比較の引用元
ネロリ精油の吸入とその抗不安作用について(Yieng et al,2008)

 

ネロリ精油は、特に大人の女性の長期的な変化(結婚する、母親になる、更年期など)に伴う落ち込みに使わています。 結婚することは良い変化がありますね、変化するということはストレスを伴います。このストレスで落ち込みを感じる方にお勧めです。
実際に、ネロリの香りの芳香のみで、第一子の分娩時の不安の軽減されたという研究もあります。
ネロリ精油を用いた不安の軽減の引用元
ネロリ精油を用いたアロマセラピーと分娩第一期における不安感について、Masoumeh et al,2014

お花は植物の”生殖器官”です。
私たち人間の、”出産(生殖)の時に役立つ”というのはしっくりきますよね^^

AromaTime川口三枝子

 

ネロリ精油の名前の由来

長期的な変化に伴う気持ちの落ち込みに利用されたのは、ネロリ精油という名前にも関連しています。
オレンジフラワー油ではなく、ネロリ油という名前の由来です。

17世紀末イタリアのネロラ公国のお妃様ハンナ・マリアが愛用していて、社交界にこの香りを広めたことからです。
動物のなめした革手袋の匂い消しとして、手袋用の香水として使われていました。ハンナマリアは、この香水にオレンジフラワー油を社交界の場で、ふんだんに使ったため、”ネロリ婦人の手袋(Gunti di Neroli) ”と知られるようになったことが始まりです。この香りは、”ネロリ”と呼ばれるようになりました。

ハンナ・マリアがネロリの香りを愛したのは、今でいう適応障害のよう状態であったのかな、と推察します。
結婚によって、ネロラという地方へ引っ越したり、公妃という立場になったのですから、無理もありませんよね。

ダイアナ妃もネロリが好きだったともいわれており、私の中では、お姫様の香りです。大人の女性の香りですよ(´艸`*)

AromaTime川口三枝子

 

ネロリ精油の原料になる植物について

ネロリ精油になるの柑橘は、オレンジ・ビターです(和名は、橙)

ミカン科の木は、ヨーロッパでは5月から6月に白いお花を咲かせます。ジューン・ブライドの季節でもあり、純白の白いお花は花嫁の髪飾りとしても使われてきました。そのため、花言葉は、「生きる喜び」です。
天然の鎮静剤といわれ、生きる喜びを取り戻すサポートをしてくれます。

ミカン科は冬でも葉をつける常緑で、太陽のような黄金色の果実を持つため”豊かさの象徴”でもあります。

特に、フランスの太陽王ルイ14世は、ヴェルサイユ宮殿に1,000本のオレンジの木を育てていました。ヴェルサイユ宮殿の庭園の温室がオランジェリーといわれるのは、冬の間に温室で柑橘を育てるために作られました。ミカン科の大きな植木鉢に入れ育てていました。

棘に見る秘めたエネルギー

棘のある植物は、本来は”葉”になるものが棘だった。しかし、葉になるのをあきらめ棘になることで、他にこのエネルギーを使われたと説明されていた本を読み、柑橘系のことを連想しました。
精油になる植物は、お花のみを蒸留したり、葉だけに、実だけにというように、香り成分がある場所が特定の部位だけです。しかし、柑橘系の植物は、お花も、葉も、実も香り成分が豊富にあるのです!

そのため、お花から蒸留した精油をネロリ精油、葉から蒸留した精油をプチグレン精油、実から蒸留した精油をオレンジビター精油などが作られるのです。このように色々な場所から蒸留できる植物を知りません。
ふんだんに香りを提供している様子は、まるで太陽が暖かなエネルギーを惜しみなく豊かに地上に降り注ぐようです。
豊かさの象徴というのも分かりますね^^

 

花や葉、実で、それぞれ成分が異なります。
今回はこのオレンジビターのお花の精油を取り上げました^^

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アロマ歴23年、家族の体調不良の一助にと始めたアロマテラピー。植物とタッチングの力に魅了され、事務職から一転して都内アロマサロン勤務、イギリス系最大手協会認定スクールにてアロマ講師を経て、2005年4月AromaTimeオープン。3年後には、雑誌でAromaTimeを5ページ特集。セルフケアの指導に定評があり、フランス式アロマの代表であるナードアロマテラピー協会認定校として、2009年よりスタート。初心者からプロのアロマセラピスト育成までを、一人一人に合わせた個別指導に定評あり。
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