【保存版】家庭の介護で使いたい!アロマ効果(高齢者にアロマオイルを使う注意・取り入れ方・メリット・デメリット)
免疫力が落ちて増える健康トラブルが高齢者に多いです。そして、免疫力が落ちて増える健康トラブルは、お薬が効きにくいってご存知でしょうか?
自然の香りであるアロマテラピーを生活を取り入れることで、ストレスを緩和し、免疫力を高められます。また、お薬が使えない方へセルフケアとして取り入れやすいので、介護にも取り入れたいですね!
この記事を書こうと思ったきっかけは、地元八王子の帝京大学にて、「健康の質を高める抗菌アロマテラピー」講座を受講したため。そして、AromaTimeの生徒さんたち合計9名と一緒に参加したことです。実際に研究している抗菌アロマテラピーの第一人者でもあり、前医学真菌研究センター所長の安部茂先生から、直接お話を伺う貴重な機会でした。
なによりも、実際にご家庭で介護されている参加者の方から「すごく良かった」「今まさに、聴きたい内容でした」という熱心な感想を伺いました。振り返ると、小さい頃から在宅介護する母を見て育ちました。また、家庭で病人と一緒に暮らす生活を長くした経験もあり、この講座で得た知識や今までの知識と経験から、今困っている方に、少しでも役立つことがあるかもしれないと思い、まとめることにしました。
アロマテラピーが介護ケアに役立つメリット、デメリット
「抗菌アロマテラピー」って、どういうこと?
みぃちゃん
安部先生が講座でお話しされた「抗菌アロマテラピー」とは、
つまり
自然の植物由来の精油やハーブウォーターを使うことで、自分自身の免疫力を高めることができる。
自分の免疫力を高めることで、風邪などの呼吸器系の感染症・水虫などの皮膚の感染症など色々な感染症と戦う力がアップするので、感染症にかかりにくかったり、感染リスクを軽減したり、予防や症状に対応できるよういなることだといえますね!
家庭での介護にアロマを使うメリット
お薬を使わないで、アロマを利用した家庭での介護生活のセルフケアが可能です。
さらに、お薬によるダメージ(デメリット)を心配しなくて良い点!
薬と抗菌アロマテラピーが違う点は、
・抗菌活性によって作られたモノではなく、長年の伝統的な生活の積み重ねで見つけてきたモノ
・ストレスを回復させる力があり、患者さんの治る力をサポートする
ということもお話しされていました。
高齢者の健康トラブルの主な原因の一つとして、免疫力が落ちることで、感染リスクがぐっと増えるという点があります。高齢者に限らず、40-50代から健康の質の低下が始まります。40代後半の私も当てはまるのです(焦)
高齢者を介護している方は40代以降の方も多いですよね、ご自分自身のセルフケアにも役立ちますね!
例えば、安部先生が今回の講座で、例として取り上げられた口腔内のカビや足の水虫などです。私たちの全員にいるカンジダ菌(カビの一種)が取り上げられました。この講座の中では、安部先生の開発したアロマキャンディーを例にお話しされました。
アロマを使うメリット
- 精油は分子量が小さいので、薬の1/100濃度(ごく低濃度)で効果を発揮できること
- 一つの精油だけではなく複数の精油を利用すると、相乗効果で、1/5濃度で有効であること(症例あり)
詳しいデータや資料はレッスンなどでお見せするので、興味がある方はレッスン時に声をかけてくださいね
みぃちゃん
お薬を使うダメージ(デメリット)は、
- カンジダ菌を腸から無くすことは出来ないため、長期的には口腔カンジダ症の再発や薬剤耐性化の問題がある
- 殺菌剤の場合は、口腔内の粘膜に傷がつき、正常な微生物フローラ*を破壊する問題がある
例えば、私たちの皮膚表面には表皮常在菌がいます。表皮常在菌がいることで、身体の表面で悪い菌が増えるのを防ぎます。
洗いすぎると表皮常在菌もいなくなり、皮膚の感染症が増えたり、体がクサくなったりします。
上記は、マンガ「もやしもん」2巻の最後のページ。漫画「もやしもん」は、アニメ化やドラマ化されたので聞き覚えがあるかもしれません)。少し古いマンガですが、菌のことを手軽に親しみたい方にはお勧めです^^
カンジダ菌が増えすぎると、下記のような症状の原因にもなります。
- 口臭がキツい
- 朝起きたときに、口の中がベタベタする
- 味覚の異常の原因に
理由としては、
- 唾液の量は、20代に比べ40代で50%減少し、カンジダ菌の増殖の原因に
- ストレスが原因でも、さらに唾液の量が減る(免疫力もダウン)
- 抗生剤を飲むだけで、通常の10倍ほどカンジダ菌はすぐに増える
家庭での介護にアロマを使うデメリット
アロマオイル(精油)の使い方に注意が必要となります。薬局でお薬を貰うときに処方箋に注意事項が書いてあり説明を受けますよね?アロマテラピーで使う精油は、上記で分かるように、私たちの身体に影響を及ぼします。
- 効能を調べる必要があり!
精油にどんな効能があるか、処方箋がついていないので、自分で調べる必要があります
- 精油の質を選ぶ目が必要あり!
精油にどんな効能があるか、処方箋がついていないので、自分で調べる必要があります。アロマオイル(精油)は日本の法律では雑貨なので、精油の質も選ばないと効果があるか、不明です。
- 使い方を調べる必要があり!
精油瓶を買ってきてすぐにそのまま使えませんので、使い方を知る必要があります。
一番簡単なところでは、注意事項の少ないハーブウォーターを利用する。お部屋に香らせることから始める。皮膚に塗る場合でも小さい部分から利用するなど。
これらのデメリットをまとめると、本や講座などで学ぶ必要があります。知識を持つことで、安全で効果的に使うことができるようになります。
例えば、虫歯の痛みをアロマで抑えられることが可能かもしれません。しかし、虫歯そのものが治療できるわけではありません。
痛みがないから、虫歯の治療は不要というわけではありませんね。歯医者さんで治療しないと虫歯の根本原因は治りません。
アロマテラピーを安全に使うために、知識を得るのはとても大切です。
より安全な使い方、より良い使い方を広めたいので、アロマスクールでお伝えしている理由です。
少し面倒だなぁという方は、先ずはアロマキャンディーを試してみるのはいかがでしょうか?
アロマキャンディーなら、気軽に試せますね♪
キャンディーも含めて、先ずは自分で使ってみることも大事です。
例えば、ミントの味が強いので、ご家族にはどうかな?など考慮することが大事なことです。
自分自身の健康管理にもとても役立つので、ぜひ自分で試してから、家族のケアにも使ってみてはいかがでしょうか?
高齢者にアロマオイル(精油)を使うときの注意点とは
- 香りのみは、アロマオイル(精油)の種類は気にしなくてもOK!
アロマペンダントやディフューザーなどお部屋に香らせる場合、お肌に塗らない場合は精油の種類自体にはあまり注意事項はありません。 - ハーブウォーターも精油成分が1%以下のため、そのまま利用してもOK(アレルギーをお持ちの方はご自分のアレルギーのある科の植物には注意)
- 植物油に精油を混ぜてお肌に塗ったりする場合は、使えない種類の精油があることを確認しましょう。
高齢者が使えない代表的なアロマオイル(精油)
- ペパーミント精油(高齢者・てんかん患者・高血圧の方・妊娠中・授乳中・3歳以下のお子さまは不可)
- ローズマリー・カンファー精油(高齢者・てんかん患者・妊娠中・3歳以下のお子さまは不可)
ペパーミントは、ガムなどの食品や歯磨き粉など香料でも多く使われるため、意外と思う方いるかもしれませんが、上記の人たちが使えない成分であるケトン類を多く含みますので不可です。
また、ローズマリー精油は認知症予防のアロマオイルで有名ですね!しかし、こちらも上記の人たちが使えない成分であるケトン類を多く含みますので不可です。
その他、沢山ありますが、代表的なものにしました。
使うときには、ぜひ、その精油について確認してから使ってくださいね!
アロマオイル(精油)が効果を発揮する仕組み
精油がカンジダ菌に効果を発揮するのは、この模型の下の部分です。
皮膚や粘膜の下に、根っこのように伸びる部分を精油が阻害して効果を発揮します。
どのような成分が効果があるのか、具体的な精油、利用方法は、アロマアドバイザーレッスンでお伝えしています。
アロマについてもっと深めたい方はこちらの講座へどうぞ!
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