沖縄で月桃を満喫しました♪(月桃のハーブウォーター、ムーチー、月桃茶)
沖縄生まれの月桃をご紹介しますね^^
沖縄旅シリーズ第2弾!この月桃とタマヌ油(カロフィラム油)以外に、沖縄で出会った印象的な植物は3回目で(^^♪
沖縄生まれの月桃について知りたい方向けの記事です。
こんにちは!書籍「すぐ使えるアロマの化学」著者のAromaTime川口三枝子です。植物の「生きる力」を精油の化学成分を通して、効果的にかつ安全で使える精油の使い方をブログでお伝えしています^^
月桃(植物について)
月桃は道端でどこでも見かけました!
沖縄の旅の間中、あちこちで見かけた月桃。沖縄の生徒さんから、「どこにでもある植物」といわれていました。
確かに!道端に、あちこちで見かける!!!4月に入ったらお花が咲くのですが、今回は残念ながらお花には会えませんでしたが。。。
AromaTimeのお庭にも1本あるのですが、やはり土地に合っているので、元気いっぱい!
月桃に限らず、熱帯系の植物は、本当に大きい!
マスクで隠れていますが、にやにやが止まらず!
かなりテンションが上がってます(´艸`*)
月桃(植物)について
ショウガ科の多年草。日本では鹿児島の南から沖縄に自生してます。
学名:Alpinia zerumbet (=Alpinia speciosa)
沖縄の赤土が多く55%以上を占めています。この赤土を利用した赤煉瓦は、首里城や民家の瓦などでおなじみですね^^
この赤土は海に流れると環境破壊につながるため、雨などで海に流れるこむのを防ぐために、月桃が役立つのです。そのため、道端や畑の脇などにもよく植えられていますね!
月桃(植物)の伝統的な使い方
今回、食後のおやつに、手作りの黒糖と紅芋のムーチーをいただきました^^
沖縄では、旧暦12月8日にムーチー(鬼餅)を食べる風習があります。月桃の葉にお餅を包んで蒸して食べます。
寒い季節に、健康祈願をこめて、作られるとのこと。香りと抗菌作用、ショウガ科の仲間は温まるので、寒い季節にピッタリなのですね!
月桃の香りがふんわりとお餅にうつって、温かみのある月桃の香りも味わいました(´艸`*)
「子どもの年齢の数だけ、ムーチーを作って軒につるすんだよ」と、90歳のカヨコおばぁに教えてもらいました(´▽`*)
おばぁのおうちは、180年の歴史!
運よく残ったのだけど、戦時中は、庭でもたくさんの方が住んでいたんだよ、とお話を伺いました。
お庭にお野菜や月桃、長命草も育っています!おばぁのお庭の月桃と、長命草の苗を分けていただきました^^
月桃の葉で作るお茶は、沖縄ではサンニンと呼ばれています。月桃にあるゲットウポリフェノールは、赤ワインの34倍!
この晩のホテルで、ムーチーに包まれた葉を再利用して、葉を切り刻み、お湯を注いで月桃茶にしました♪
また、月桃紙なども紙に使われるようです。確かに丈夫な葉です!
月桃は沖縄には欠かせないものですね!古い民話にも出てきます
月桃のお花から蒸留した月桃ウォーター(ハーブウォーター、化粧水)
月桃の抗菌力は、リナロールなどのモノテルペンアルコール類が多いためです。
リナロールには、幅広い抗菌力の他、鎮静作用や抗不安作用があります。また月桃精油では、抗不安薬と同様の効果というの動物実験もあります。
この月桃を蒸留したハーブウォーターは、化粧水としても役立ちます^^
今回は、沖縄の地元の方に愛されているオーガニックアロマ店Petalunaさんの月桃ハーブウォーターを購入しました!
理由の一つ目は、 お花を蒸留している月桃ウォーターであること!(通常は、葉を蒸留したものが多いですが、貴重なお花を蒸留しています。)
月桃のお花は、美白作用(メラニンを作る酵素チロシナーゼを阻害)で有名ですね^^
”琉球信仰の参拝の地で、最高の聖地として知られる斎場御嶽。ペタルーナの月桃は、聖地のパワーを感じさせる斎場御嶽に接する自社農場で栽培されています。
月桃の品質は、その土地の気候や土壌の状態によって異なり、沖縄でとれる月桃には優れた特徴があります。まず、過酷な紫外線を浴びて育つので、抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含んでいること。
そして、農場のあるあたりには4月から5月にかけて、海から立ち上がる水蒸気で霧がかかり、そこに含まれる微生物やミネラルを月桃の花が吸収して栄養価が高まっていること。ペタルーナでは、このような特別な土地で無農薬栽培によって大事に育てられた月桃を使用しています。”
また、沖縄産タマヌ油の時にも書いたのですが、沖縄県産の植物を、その土地の沖縄の会社が作られている点も素晴らしいですよね!
農家さんとのご縁でできた商品と伺いました。
現在、月桃ハーブウォーター→タマヌ油をスキンケアで愛用中です(´艸`*) AromaTime川口三枝子
これから紫外線の強い季節、この沖縄コンビが強い味方になりますね♪
沖縄の月桃から感じること
月桃は、沖縄の”女性らしさ”につながるハーブだと思いました。”女性らしさ”とは、受容性、おおらかさをここでは意味しています。 月桃の名前は、月のような白いお花であることからに由来されます。月は夜の時間を表しますね!また、下を向くお花は、自分自身を見つめるのに役立ちます。
太陽がでている時間はお仕事など頑張るモードが良いとされていますね。努力できない自分を、ついつい自分を厳しく反省しがちな私たち。
でも、夜のプライベートな時間には、頑張る自分は不要ですね^^
頑張る自分を手放して、そのままの自分自身を優しく受け入れる。ショウガ科の植物は、身体の内側から温めてくれ健康に立ち戻る、受容性に満ちた月桃
この月桃のお花は、自分自身を優しいまなざしで見つめるサポートをしてくれるように感じます。
そんな大らかさがあるからこそ、子育てのしやすさにもつながる一面があるように思います。
47年連続で出生率日本一の沖縄なのですね!3人兄弟は普通ですよ、といわれたり、移住して子育てする目の厳しさが違うといわれたのも印象に残っています。
今回、沖縄の方たちの前で、色々な失敗をやらかしてしまいました💦
しかし、皆さんが笑ってくれたり、やさしく受け流してくれたりして、感謝の気持ちでいっぱいです。
AromaTime川口三枝子
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