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メディカルアロマの資格取得 ナードアロマテラピー協会認定校 東京八王子

南フランスへ!アロマ(ハーブ)な研修で学んだことは・・・

 
rosetour

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アロマ歴20年、家族の体調不良の一助にと始めたアロマテラピー。植物とタッチングの力に魅了され、事務職から一転して都内アロマサロン勤務、イギリス系最大手協会認定スクールにてアロマ講師を経て、2005年4月AromaTimeオープン。3年後には、雑誌でAromaTimeを5ページ特集。セルフケアの指導に定評があり、フランス式アロマの代表であるナードアロマテラピー協会認定校として、2009年よりスタート。開校10年目の2019年に、セラピスト卒業生の活躍の場として、学生サロンをオープン。初心者からプロのアロマセラピスト育成までを、一人一人に合わせた個別指導に定評あり。
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南フランスへ、アロマな研修へ行ってまいりました!
5月満開のローズを訪ねてきました^^

きっかけは、農家の仕事は栽培だけではないこと!

今回のツアーを主催してくださったかなこさんに伺っていたことは、野生のハーブの採取も大切なんです。農家の仕事の半分です!とのことでした。
予想外だったので、実際に自分自身の目でみたい!現場では実際にどうやっているのか知りたい!と思い、今回の研修に参加したきっかけでした

みぃちゃん

かなこさんによると、機械ではないので良い部分のみを手摘みで採取できたり、次に採取できるように植物を傷めない野生のタイムの摘み方も教えていただきました^^

ヨーロッパ最大の渓谷といわれるVendom渓谷は、都市部から車で何時間も走ったところ。ほぼ車もすれ違うことがないようなところでした。足元は岩場だらけ!
以前から、標高が高いところにタイム・リナロールと聞いていましたが、香りを嗅ぐとやはり”タイム・リナロール”でした!良い香り!!!^^

上の部分のみをカットして、”次回も採取できるように植物を傷めないことも大事”と教わりました。
自然の恵みを頂く姿勢に、ただただ頭が下がるばかりでした。

一番印象に残ったこと、大切にしたいこと

今回訪ねた研修先は、環境の保護に厳しい規定を設けている、フランスの小規模オーガニック農業組合の登録された農家さんばかり。

クリスィーンさんと歩いて野草ツアーを巡りました。そして、一緒に採集したネトルを料理し、敷地内にある野生の梨の実をシロップ漬けしたスィーツを昼食に頂いたのですが、土地まるごとで歓迎していただいた気分でした。ホント素敵な時間だったなぁ・・・!

クリスィーンさんに伺った組合のシンボルsimple(s)のお話に感動しました!
“simple”には、植物や健康の意味も含まれています。
最初の簡単な医療は植物でした。古くからある医学は、植物療法が基本です。健康になるために、薬草(ハーブ)が用いられてきました。

ここにもう感動・・・!
この旅で一番得たことは、”原点に戻る”ということ、それは、”植物”が中心にあるということです。
・植物を通して、私たち自身の健康を取り戻すことができること
・とてもシンプルなもの

simples
旅のはじめにお会いした素敵な先生には、「区切りのときなのですね」と言われました。この言葉が暗示するかのようで、振り返ると、自分の原点は何かを確認する旅だったと思います。

AromaTimeで大事にしていることは、植物を通して、自分の中の”内なるの自然”に出会うこと これが原点です。この20年アロマやフラワーエッセンスを学び続けてきた中で、心も身体も全てにおいて”健康である”ということはどういうことか?と、学びつづけてきた道だったのではないかと思います。
未熟なワタシ個人ではできないことも、植物のサポートがあるからこそ、植物療法であるアロマやフラワーエッセンスをお伝えできていると思っています。

また、標高1200mの山岳地帯で農家をしているジャッキーさん(写真、右)がお話してくださったのも印象的でした。

35年前から作られたこの農業組合は、”伝統”はもちろん、多角的な角度を検討する”クリチカルな視点”を大切にしているそうです。例えばチンキを作るときの植物とアルコールの割合は、組合員の経験を持ち寄って、実際に実験してみて、より良いものを基準にしたとのこと、この情報をシェアしていくことで、次の人へ伝えていくことも大切なことなのですよと。

今回訪ねた他の(平地に住む)農家さんと違う点は、山岳地帯では環境の変化が厳しいので、天候不順のため、ローズは全て蕾が枯れていました

天候の変動が激しい山岳地帯の厳しい環境の中でも、
・植物が生き生きしている
・周りに農地がないので農薬の心配もない
・標高が高いところでは光合成が早まるので、低地よりも有効成分が多く含まれる
・先祖代々の土地だが住む人が少なくなる中で、この土地と人間の関係を続けていくこと
自然を信頼する姿勢に加え、リスクがあるけれど、毎日観察しながら、この土地で自然とともに暮らすことの幸せなことだと丁寧にお話いただき、とても感銘を受けました。

また、夫のミッシェルさんには、野生タイムの蒸留するところを見せていただきました。

このタイム・リナロールは、優しくてとても良い香り!
→タイムの中でも、モノテルペンアルコール類が多いため抗菌力も期待できつつ、皮膚刺激の少ないのでお肌にも安心して使いやすいタイムですよ♪


また、ここでは水蒸気蒸留法で採れるハーブウォーターの量を、植物との割合で決めているとのことでした!
私の真後ろに写っているのが、今回蒸留していただいた90リットル分のタイムです(蒸留後のタイム)

例えば、蒸留する植物90リットル分なら、最初の90リットルまで採れるハーブウォーターのみを製品(つまり、1:1)にしているとのこと(こちらも農業組合の規格で決められたものだそうです)
大手の規格で頼まれた規格では、この70倍(1:70)までとるようにといわれたので依頼を引き受けなかったそうです。その他の工夫もありますが、70倍も濃いものだからこそ、防腐剤入らずなのも納得ですよね!

ローズは5月満開でした!

ローズはどうしたの?という声が聞こえてきそうなので、そろそろローズのお話も

みぃちゃん

香水の街グラースでは香料原料を栽培されてきましたが、合成香料が出てきてから衰退していたそうです。しかし、ミッシェルさんがオーガニック栽培を始めたため、また少しずつ注目されてきて復活してきた、グラースのオーガニック栽培の草分け的な存在です。彼女の畑でローズの摘み取り体験をしました。
チュベローズの生産をしていたご先祖様の土地を復活させたとのことでした(アンフルラージュの紹介の本にご先祖様の時代の畑が紹介されていました)


チュベローズは冷浸法(アンフルラージュ)という方法で精油を採取するのですね。
ただし、フランスでは(人件費などの問題で)もうチュベローズを育てているところは、ここ以外では無いようです。
全て植物性のもので作られた冷浸法のチュベローズやジャスミン、ネロリのコンクリートを作っていらっしゃいました!

香水の街で有名なグラースでは、ローズ祭りが行われていました。
ローズ祭りに出店されていたフランソワさんのところでも、ローズの摘み取り体験をさせていただきました。

また、蒸留する前に乾燥させているローズに埋もれて幸せすぎました♪♪

美しいバラにテンションMAX(苦笑)
フランソワさんの蒸留器、バラを蒸留した後の様子です!

まだまだ書ききれないので、続きます^^;

長文にお付き合い、ありがとうございました!

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アロマ歴20年、家族の体調不良の一助にと始めたアロマテラピー。植物とタッチングの力に魅了され、事務職から一転して都内アロマサロン勤務、イギリス系最大手協会認定スクールにてアロマ講師を経て、2005年4月AromaTimeオープン。3年後には、雑誌でAromaTimeを5ページ特集。セルフケアの指導に定評があり、フランス式アロマの代表であるナードアロマテラピー協会認定校として、2009年よりスタート。開校10年目の2019年に、セラピスト卒業生の活躍の場として、学生サロンをオープン。初心者からプロのアロマセラピスト育成までを、一人一人に合わせた個別指導に定評あり。
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