ローズ(バラ)の起源と歴史
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アロマ歴20年、家族の体調不良の一助にと始めたアロマテラピー。植物とタッチングの力に魅了され、事務職から一転して都内アロマサロン勤務、イギリス系最大手協会認定スクールにてアロマ講師を経て、2005年4月AromaTimeオープン。3年後には、雑誌でAromaTimeを5ページ特集。セルフケアの指導に定評があり、フランス式アロマの代表であるナードアロマテラピー協会認定校として、2009年よりスタート。開校10年目の2019年に、セラピスト卒業生の活躍の場として、学生サロンをオープン。初心者からプロのアロマセラピスト育成までを、一人一人に合わせた個別指導に定評あり。
植物としてのローズ
ローズは、バラ科バラ属です。北半球の温帯地域に自生しています。
現在の品種は4万種以上あり、現在も毎年新種が登場して増え続けています。
原産地はヒマラヤと推測されています。遡って元になった原種をみると、世界中で愛されるバラの元は、たった8種になります。その中に、なんと日本のバラが2種あるのですよ!(驚)そして、アジアが半分の4種を占めています。
日本の原種①ノイバラは、一重の白バラで、房咲き性のルーツです。北海道で有名なハマナスはここから。
そして、⑤ガリカ種と⑥フェニキア種から来ている⑦ダマスク種は、芳香性が高く、香水の原料になりますし、精油やローズウォーターにもなりますね^^
人々に愛され続けたローズの歴史
バラの起源
バラの起源はかなり古く、最古のお花の一つです。
古代から人々に愛されてきました。一番古い記録はなんと、4,000年前になります!
ボッチチェリ「ヴィーナス誕生」
ギリシャ神話では、このヴィーナスから生まれたのがバラなので、ヴィーナスの花とされています。
古代ギリシャ時代
AROMA(芳香)を特に好まれた。香りが病気を治す力とされていました。
西洋医学の父であるヒポクラテス(紀元前460年頃誕生)は、このローズを特に婦人科系の処方に使っていました。
古代エジプト時代:アレキサンダー大王
アレキサンダー大王:エジプトのプトレマイオス朝の最初の王様でもあります。
香りの研究に熱心で、彼の時代のコインには、バラが描かれいます。
古代エジプト:クレオパトラ
クレオパトラは、アレキサンダー大王が始めたプトレマイオス朝の最後の女王です
ギリシャ文化の後継者でもあり、香りをとても愛していたのは有名ですね^^
寝室にバラを50cm敷き詰めたとか・・・!!!
古代ローマ時代
熱狂的にバラを愛したのが、ローマ人です。皇帝ネロのバラ好きは特に有名です。宴会でもバラが天井から舞い落ちたり、バラの花びらに埋もれて窒息してしまう人もいたほど、、、。ローマ帝国を滅ぼしたのは、皇帝ネロの浪費と知られていますが、確実にバラもその一つでしょう^^;;
アラビア
イブン・シーナ(=アヴィケンナ)
蒸留方法の確立により、ローズウォーター(芳香蒸留水)が開発されました。
アラジンと魔法のランプ(アラビアンナイト)にもローズウォーターが登場しています^^
このランプからジーニーが現れてきたのを見て、アラジンの母が気絶してしまいます。母の気付け薬としてローズウォーターが使われるのです♪
中世ヨーロッパ
修道院医学として発達した時代です。
修道女のヒルデガルドは、”バラは内用、外用問わず全ての薬剤に配合するが良い”と述べています。
シンボルとしてのバラ
中世以降のキリスト教 (赤バラ=殉職・白バラ=純潔)
バラの下で=「秘密に」という意味を持っていました
青いバラ=「不可能」という意味を持っていました
こちらは、サントリーが青バラを開発したことから成立しなくなってしまいましたね^^;;
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アロマ歴20年、家族の体調不良の一助にと始めたアロマテラピー。植物とタッチングの力に魅了され、事務職から一転して都内アロマサロン勤務、イギリス系最大手協会認定スクールにてアロマ講師を経て、2005年4月AromaTimeオープン。3年後には、雑誌でAromaTimeを5ページ特集。セルフケアの指導に定評があり、フランス式アロマの代表であるナードアロマテラピー協会認定校として、2009年よりスタート。開校10年目の2019年に、セラピスト卒業生の活躍の場として、学生サロンをオープン。初心者からプロのアロマセラピスト育成までを、一人一人に合わせた個別指導に定評あり。