冬に恋しい柚子の香り!精油の成分、クリーム作りとフレッシュ柚子の7つの活用法!
我が家の柚子の精油も黄色く色づいてきました^^
今年は木の低いところに実が多くあり、採りやすくて嬉しい♪
柚子について
歴史から見た柚子の利用法
冬至には柚子湯に入ると、風邪をひかない。昔ながらの知恵があります。
そもそも、なぜ冬至には柚子でしょうか?
それは、冬至が日照時間が一番少ない時期に関係します(冬は日が短いともいいますね^^)
冬季性うつ病というのがあるように、日照時間と気持ちの落ち込みは深く関連しています。
鬱々とする、気がふさがる等々、実は、冬至のような季節に起こりやすいのです。そのため、昔の人の知恵として、落ち込みから気が晴れるような、または邪気を払うのに、柑橘系の爽やかな香りが使われてきました。
さらに、お風呂に使うことで身体があたたまり、温まることで気持ちもほっこり効果もありますね!
精油の成分からみた柚子の利用法
柚子の主な成分は、冷えやむくみに効果的なモノテルペン炭化水素類が97%以上含まれます。
冬至のユズ湯で風邪をひかないという昔の人の知恵はさすがです♪
また、このモノテルペン炭化水素類には、αピネン、βピネンといった森林浴効果でよく知られる成分も含まれます。こちらは元気にする作用があり、ストレスに抵抗するため気力をアップするホルモンと同じ効果として知られています。
こちらも冬至の柚子湯効果、太陽が少ない冬の気分が落ち込みがちな季節にピッタリ!ですね。
日本の柚子は、世界にも知られる柑橘系の香りの一つです。
柚子の学名は、Citrusyunos。今回使った柚子精油は、プラナロムのものも日本産。こちらの精油は水蒸気蒸留法で作られた&成分分析表付きなためです。日中使えないフロクマリン類が含まれていない為、夜だけしか使えないなどの時間を気にせず使える精油です(メーカーにより違うので、確認ください)
参照:上記の柚子精油の成分は、プラナロムの柚子精油に添付された成分分析表を基に書きました。
柚子精油入りハンドクリームのレシピ
精油合計12滴:ユズ8滴、ローズマリー・ベルベノン3滴、アルベンシスミント1滴
クリーム基材:みつろう3g、ホホバオイル20ml
<作り方>
1)みつろう、ホホバオイルを湯せんして、クリームを作る
2)精油を加えて、クリーム容器に入れる。冷めて固まったら、出来上がりです
最近お気に入りのハンドクリームのレシピです^^
若返りの化粧水で有名なハンガリアンウォーターの和風のアレンジです。
柚子とローズマリーなどグリーンの爽やかな香りがお気に入り♥
みつろうをもう少し多めに加えて、リップ容器に入れれば、リップにもなりますね!
注意)ローズマリー精油、アルベンシスミント精油は、妊婦さんやお子さんなどに向きません。
また、アルベンシスミント精油は血圧が高い方には向きません。
フレッシュ生の柚子の活用法
ハーブウォーターの化粧水
柚子の皮を小さい蒸留器で作りました。すっごく良い香り!美味しい香りですね!と好評でした。
出来たては、香りの強さとフレッシュ感がとても強いです。
ゆず茶(柚子シロップ)
1)柚子のタネを除いた皮、中味(果汁も)を細かく切ります
2)1と同量のハチミツを鍋に入れて煮詰める
*ハチミツの量はお好みで変えてください。
お好みでハチミツを少なくすると、爽やかな酸味もアップ。
2,3日位ですぐに使ってしまう場合は(私は使い切りが多いので下記が多いです)
1)柚子の種を除いた皮、房ごと全て細かく切ります
2)1)にハーブティーを加え、甘みが必要な場合ははちみつを加える。
*ビタミンCもレモンの2倍近くあり、フレッシュの方が乾燥の気になる季節は、使いたいですね♪
柚子入りキャロット・ラ・ペ
作り方
1)人参をスライサーで薄くスライス、さらに千切り。塩もみしてしんなりしたら、水気をきる。
2)柚子の果汁と和える。皮、果肉も細かくカットして一緒に加える。
3)はちみつで味を調整する。上記の柚子茶をそのまま加えてもOK!
フランスの家庭料理で、人参のサラダです。オレンジ果汁で作る代わりに柚子を利用しました。本来は人参をドレッシングで和えるもので、エクストラバージンオイルと果汁でドレッシングするもの。オイルを加えないで作ったさっぱり風です。果汁のクエン酸と、実は皮に多いビタミンCを採れます。クエン酸もビタミンCも、お疲れモードの時に、意識してとりたい一品です!
*親しい友人たちとの夕食で持ち寄った一品で、好評だったので急きょ追加しました^^
柚子の種も捨てないで!保湿アップに!
「柚子は捨てるところがない」というコトバ通り、種も役立るのです!
種を水で洗うだけでトロミがでるくらい、ペクチンという保湿成分が豊富です(ペクチンは、ジャムのとろみ成分です)
写真の種が浮かんでいるのは、10回ほど振ってから撮ったものです。トロミが付いているので、種はゆっくりと下に沈んでいくほど。右の大きい容器が一日前、左の小さめの容器が本日種を入れたもの。一日長めに着けているのでトロミ感もアップ♪
作り方は、ものすごくシンプル!
1)消毒用アルコールで、容器(蓋も含め)、取り出した柚子の種、自分の手にスプレーをして消毒します。
2)容器に種を入れます。そして、芳香蒸留水を注ぎます。
3)容器ごと良く振ります。
*精油や植物油と違い、水溶性のため菌の繁殖が強いです。必ず消毒に気を付けてくださいね!!!
*上記の理由で、作成して1週間以内に使い切りしてください(写真の容器は、右が30ml入ります)
*種を乾燥して保存しておくと、一年中使えて便利です。
*ゆずの皮ではなく、種には光毒性のフロクマリンは含まれません。そのため日中でも安心して使えます。
さっぱりハンドクリーム
日中で常に作業をしたりする場合は、上記の保湿化粧水を塗り、1,2滴ほど植物油(ホホバ油など)を擦り込むと、さっぱりハンドクリームの代わりになります!
使用済みの種はお茶パックに入れて、お風呂に入れて最後まで活用できます。
乾燥した柚子の種だけを販売しているところもあり、びっくりしました。柚子は冬だけなので、今年の冬もせっせと柚子の種も貯めこまねば!?
まとめ
冬至の柚子湯は風邪知らず! 柚子は歴史から見ても、成分から見ても、温まりますし、気持ちも明るくなります。 生の柚子は捨てるところなし! 料理で使えば、ビタミンCとクエン酸で、風邪や疲れ対策にティータイムに柚子茶(上記にレシピあり)
キャロットラペなら、さっぱりしているので、料理の箸休めやお酒のお供に♪ 皮を蒸留した芳香蒸留水は、そのまま化粧水にもなります。 さらに、柚子の種を加えると保湿力アップし、ぷるぷる保湿化粧水にもなる優れもの!
冬至の季節を、柚子をたくさん使って、気分も身体もリフレッシュしましょ^^
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