ユーカリの精油成分と自然発火の関係!火の力で生命力を高めるユーカリのパワーを「アロマの化学」著者が解説!
こちらは、ユーカリ精油について知りたい方向けの記事です。
・ユーカリ精油に含まれる成分について
・ユーカリの植物の生い立ちと、成分との関係性
などを、詳しく知りたい方向けの記事です。
植物の「生きる力」を精油の化学成分を通して、効果的にかつ安全で使える精油の使い方をブログでお伝えしています。ナードアロマテラピー協会認定アロマ・トレーナー、アロマセラピスト・トレーナーのAromaTime川口三枝子です。
風邪や感染症対策といえば、ユーカリ精油ですね!
AromaTime川口三枝子
この感染症対策にお勧めな成分は、1,8シネオール(→いちはちシネオールと読みます)
1,8シネオールは、別名ユーカリプトゥールとも呼ばれ、ユーカリの性質の代表的なものです。
ユーカリ精油、代表的な3種類の使い分け方(感染症対策、蚊除け、痛み止め)を「アロマの化学」の著者が紹介!
植物の特徴、ユーカリの生き方
ユーカリの原産国オーストラリアのシドニーにある「ブルーマウンテンズ」という世界遺産をご存知ですか?
この山の75%を占めているのが、なんと!ユーカリの木なんですよ(≧▽≦)ユーカリの種類が500以上もあるのも、納得ですよね^^
ユーカリ精油の主な成分である1,8シネオールの香り成分は遠くから見ると青く見えるのです。
このことから”ブルー・マウンテン”の名前がついたのです。
このブルーの正体が、ユーカリの出す“香り成分”なの。そのため、”ブルーマウンテンズ”と呼ばれています。
ユーカリの香り成分が太陽の光に反射して、神秘的な青い霞に包まれているからなのです。
オーストラリアのブルーマウンテンズにあるユーカリの森に行きたい〜!!!
死ぬまでに行きたい場所リストに、もちろん入っていますよ^^
みぃちゃん
また、ユーカリの森は、自然発火で山火事になることでも有名です。この自然発火の原因も、ユーカリの葉にたっぷり含まれている油(=香り成分)です。
ユーカリ属の仲間たちは、学名がEucaryptusで始まります。”Eu”は英語の”well”です。”caryptus”は、”覆いのかぶった”状態を表しています。これは”蓋をしっかりとされている”という意味を表しています。
花を開きたいけど、”帽子”をかぶせて抑えている感じ。↓写真の方が分かりやすいかと。。。
ユーカリの蕾は、”葉の香り”で成長を抑え込まれているのです。ユーカリの葉から出る「香り成分」は、成長を抑える役目です。学名はその様子を表しています^^
ちなみに、、、、覆いかぶさっている様子をイメージすると、いつも、”カリメロの卵の殻”を連想!黒いひよこちゃんで、頭に卵の殻を載せている昔のアニメでした^^(下のイラストとは違うんですけどね、、、、)
話をユーカリに戻しますと!
たまに自然発火することで、葉が火で焼けて無くなってしまいます。山火事を起こすことで、成長を止めていた蕾の抑えが外れて、芽吹くことができるのです!
葉から出る「香り成分」が、蕾の成長を抑えます。これを”アレロパシー”というのです。ユーカリに限らず、アレロパシーは色々な植物でもあるものです。別の植物を成長を止めさせたりするので、色々な植物で見ることができます。
アレロパシーを言い換えると、「自分以外の必要なもの以外は、要らない!」っていっているのですよね。
私たちの免疫力も、「私以外のもの(=病原体)は要らない!」という仕組みなのです。ユーカリラディアタやユーカリグロブルスの免疫力アップの役割は、私たちにも同じように働いているんですよね!と思うと、本当に楽しい♪ユーカリは、火の力を使って、自分の生命力を高めています。このことから、私たちの心の内側に情熱の火を高めるサポートをしてくれているのを感じます。
精油の中身や効能だけでなく”植物の姿を見ていく”と、頭での理解だけではなくて、しっくりくるというか、腑に落ちるんですよね!
ストレスケアに欠かせない針葉樹の精油
クローブ~助産師さんのシンボルの木
アロマについてもっと深めたい方はこちらの講座へどうぞ!
【オンライン・全5回】 精油の成分に 特化して深めたい方は、 植物の処方箋講座(初級講座) |
|
【オンライン+スクーリング1回】 フランス式アロマをしっかりと深めたい方は、 ナードアロマ協会認定アロマアドバイザー資格取得講座 |