フレッシュローズ(薔薇)の楽しみ方・ローズ(薔薇)のワイン
広島県福山市から、バラのワインを届きました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
福山ではバラがすでに満開だそうです(´▽`*)
ローズ(薔薇)の効能、生のバラを楽しむレシピを知りたい向けの記事です。
こんにちは!書籍「すぐ使えるアロマの化学」著者のAromaTime川口三枝子です。植物の「生きる力」を精油の化学成分を通して、効果的にかつ安全で使える精油の使い方をブログでお伝えしています^^
香りの女王”ローズ”(薔薇)について
バラの見た目の美しさと華やかな香りにより、”香りの女王”と呼ばれていることからでも、納得ですね!
人類がもっとも古くから愛しているお花です。古代ギリシャの医療の神アスクレピオスの神殿には、薬用、化粧品の処方が飾られ、バラも含まれます。
そして、詩人アメクレオンは、ローズ(薔薇)を
「バラから薬効ある香膏しみだし
痛みの鼓動を鎮める」
と歌っているように、香りだけでなく、古くからその薬理効果も期待され、使われてきました。
香り(精油)用の3つのバラ
数万種あるバラの中でも、香水作り、香り用のバラは、主に3つ
Rosa damascana(ダマスクローズ)
ダマスクローズは精油でもおなじみですね!
Rosa galica(ガリカ種)
ガリカ種は、ダマスクローズの親戚です。別名、アポテリカローズ(=薬屋さんのバラ)名前の通り、古くから薬用薔薇で知られています^^
センチフォリアは、100枚の花弁という意味があり、名前の通り、花弁の多いバラです。
Rosa centifolia(センチフォリア種)
南フランスのグラースで伺ったのは、グラース産のセンチフォリア種のバラがシャネルやディオールの香水に、ごくわずか、含まれているとのことでした。
香水は一般的には、天然香料の占める割合は1%以下です。天然香料が一滴でも加わると、全く違うのよ!と南仏グラースで、香水メーカーに勤めるフランス人の方のお話を伺いました。
このお話を伺って、アロマテラピーから香りの世界に入った私には、改めて、精油だけで香水を作る贅沢さと貴重さを実感したので、印象的でした
AromaTime川口三枝子
フレッシュ・ローズ(薔薇)の楽しみ方(無農薬の場合のレシピです)
ご注意ください!無農薬のバラの場合のレシピです
以下は、生のローズ(薔薇)の楽しみ方です。花屋さんで買ってきたものや農薬を使用したものは向いておりません。
ローズウォーターを手作りで楽しむ
香り用のバラでなくても、身近なバラでも楽しめます。我が家では、ご近所の野生の野茨(のいばら)が毎年5月初めに満開になります。
(自宅の庭の薬用バラは、ドックローズです。ローズヒップ油、ローズヒップティー用のバラなので、実を楽しみにしています💓)
除草剤が巻かれない場所の野茨の花が満開になるのをまって、自宅へもちかえって、ローズウォーターを作っています^^
【最新版】ハーブウォーターの作り方お勧め蒸留器(ハーブウォーターメーカー)ベスト3+α(フローラルウォーター)
ローズワイン
★作り方
・摘み取ったバラの花びらだけを使います。
・白ワインに花びらを漬ける。ワインがしだいにピンクになる。
・最後に、コーヒーフィルターなどで濾過すれば出来上がり
モイストポプリ
★準備するもの(他のハーブでも同じように楽しめます(^^♪)
・花:作りたいビンに2/3程度
・塩:料理に使う粗塩でOK(未精製がお勧め)
・スプーン:ビンの口径よりも小さいもの
・保存用ビン:密封できるもの、口径が広い方が作りやすく、香りも楽しみやすい(塩でさびやすいので、金属でない蓋がお勧め)
★作り方
①花びらのみにする
②ビンに花と塩を交互に詰める
ガラス瓶の底に粗塩を1㎝ほど入れる(底が見えなくなるように)
次に、この上に花びらを1㎝ほどのせる。塩、お花、塩、お花・・・と交互に入れていきます。
お花は塩の重みで少し圧縮されるため、表から見て層になるぐらいの量で入れると見た目がきれいです
③ビンの上まで、塩をつめて、蓋をして密封します。最後は塩が一番上にくるように
*未精製塩ですと、バスソルトとして、楽しめます(^^♪→手浴に使うと、ほのかな香りを感じやすいです
我が家の2年前のローズは、ふたを開けると、まだ香りが残っていますよ(´艸`*)
AromaTime川口三枝子
まだまだ、バラのジャムやコーディアルなど、楽しみ方は沢山あります!!!バラの手作り楽しむレシピをまとめました。
6月に山梨にダマスクローズの蒸留ツアーに行くメンバーに配布予定です(´艸`*)
リクエストが多かったら、手作りレシピを配布しようかな♪
ローズ(薔薇)の赤ワイン”ローズマインド”とローズを通して心を育てる広島県福山市
バラ酵母から作られた赤ワイン”ローズマインド”
バラの酵母から作られたワインです。お花の香りのする赤ワインです^^
バラのまちである広島県福山市で作られています。福山市の方から、届きました!
この時期に福山市をドライブすると、外からバラの香りが入ってくるよ、と中国地方の友人に教えていただきました。
中国地方では、広島県福山市は、バラのまちで有名なのですね^^
このワインに使われているバラ酵母を開発された話をよくご存じの方から、伺い、興味を持ちました。
下記にも詳しく書きましたが、福山市に育つ50種類のバラから、酵母用に10年研究開発されてできたバラ酵母で作られたワインと伺うと、感動です!この機会にご紹介させてください^^
バラの香りがふんわりした、飲みやすい赤ワインです(´▽`*)
苺とよく合うのですよ、と伺い、早速、苺と共に、赤ワインを楽しみました💓
(写真は、販売しているこちらのお店からお借りしています。福山市の特産品を扱うお店では、このバラのパン酵母や、ワインは、こちらのサイトから購入可能です)
先にご紹介した研究開発の記事が中国新聞に詳しく掲載されていました
”中国新聞よりhttps://www.chugoku-np.co.jp/
福山大生命工学部の久冨泰資教授(微生物学)が論文にまとめた。日本菌学会が発行する英文誌に掲載された。2025年に同市で開かれる世界バラ会議福山大会も追い風にし、成果を世界に広げたいと意気込む。
バラ酵母の研究は、久冨教授の研究室と市、特産品開発のぬまくま夢工房(同市御船町)が13年に始めた。久冨教授は、市園芸センター(同市金江町)などで育ったバラ50種から1305株の酵母を分離。発酵力の高い8株を選び出した。すでに3種類の株が、パンやワイン、ビールの醸造などに使われている。
論文では、8株のうち4株の酵母についてDNAや発酵過程の詳細な分析データを載せた。特に「ミスターリンカーン」から取れた酵母はパン、ワインをつくる能力が高く、特徴的な香りがあることなどを説明している。
久冨教授によると、これまでにも花から酵母を採取する研究はあったが、成功した事例は多くない。バラは香りが強いため酵母を運ぶ虫が付きやすく、さらに開花期間が長いため酵母が増殖し、分離しやすかったとみられる。バラから取れる酵母について、実用性を詳しく調べた論文は世界初という。
現在も引き続き、より食品製造に向いた酵母の育成や、生態の解明などを進めている。久冨教授は「学術的な基礎を固める学者の仕事がまず果たせた。世界バラ会議でも福山の新たな特色ある名産品としてアピールできるようにしたい」と話す。(吉原健太郎)
”ローズマインド”のタイトルに秘めるバラのまち福山市の想い
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