精油瓶の向こうにある世界へ|植物・土地・文化から学ぶ「世界のアロマ」

この記事でわかること
- AromaTimeの「世界のアロマ」とは何か
- AromaTime Bio Lab(アロマラボ)でどんな学びをしているのか
- 植物を土地・気候・文化から見ると、なぜ精油の見え方が変わるのか
アロマテラピーを学ぶとき、私たちはどうしても「精油瓶」から植物を見がちです。
ラベンダーにはどんな成分が入っているのか。
クローブにはどんな作用があるのか。
フランキンセンスはどんなときに使うのか。
もちろん、それも大切な学びです。
でも少し視点を変えて、
「この植物は、世界のどんな場所で生きているんだろう?」
というところから見てみると、精油の見え方が変わってきます。
暑く湿った熱帯なのか。
雨の少ない乾燥した土地なのか。
その土地ではどんなものが食べられ、植物は暮らしの中でどのように使われてきたのか。
植物の姿だけではなく、
土地・気候・文化・暮らしまで一緒に見ていく。
「世界のアロマ」は、植物を精油名や成分だけでなく、その植物が育つ土地・気候・文化・暮らしから見ていく、AromaTime Bio Lab(アロマラボ)の学びです。

TINO
精油を国や土地から見るって、どういうこと?

AromaTime川口三枝子
植物がどんな気候で育ち、そこでどんなふうに使われてきたかを見るんです。そうすると、精油瓶だけを見ていたときとは違う景色が見えてくるんですよ^^
卒業したあとも、学びは続きます
AromaTimeには、卒業生限定のオンラインコミュニティ
「AromaTime Bio Lab(アロマラボ)」があります。
資格を取ったら学びは終わり、ではなく、
「もう少し植物そのものを知りたい」
「習った精油を、違う方向から見てみたい」
「植物はなぜこんな成分を作るのだろう?」
そんな「なぜ?」を、卒業後もみんなで追いかけています。
アロマラボは、オンラインで授業を受けるだけの場所でもありません。
2026年2月には都内の熱帯植物園へ。
5月には山梨のNARDの農場で、バラの蒸留体験をしました。
さらに11月には、樹木医の方と一緒に植物を観察する機会も予定しています。
本やスライドの中で知っていた植物を、実際に目の前で見る。
葉の大きさや樹皮、植物が生えている環境を見ていると、
「どうしてこの植物は、こんな姿をしているんだろう?」
と、また新しい疑問が出てきます。
知識を覚えるだけではなく、実際の植物を見て、また調べて、考える。
アロマラボでは、そんなふうに学びを続けています。
22年続けてきたAromaTimeと、生徒さんとのつながり
こうしたコミュニティが突然できたわけではありません。
AromaTimeを始めて22周年を迎えたときには、生徒さんたちが横浜で一日のお祝いを企画してくれました。
日清オイリオの工場見学をして、中華街で食事をして、最後には古代エジプトを体験する「IMMERSIVE JOURNEY」へ。
ミルラの香りを思い浮かべながら古代エジプトを旅するという、なんともAromaTimeらしい一日になりました^^
お祝いの一日の様子は、こちらの記事でご紹介しています。
▶ 生徒さんが企画してくれた、AromaTime22周年のお祝い^^|横浜で植物油から古代エジプトまで
長く一緒に学んできた皆さんとのつながりがあり、その延長に、今のアロマラボでの活動もあります。
GREEN×EXPO 2027をきっかけに、世界へ
そして今、アロマラボで取り組んでいるテーマの一つが、「世界のアロマ」です。
きっかけの一つになったのが、2027年に横浜・上瀬谷で開催されるGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)。
2027年3月19日から9月26日まで開催され、花や緑、農、食などを通して、自然と共生する未来について考える国際園芸博覧会です。
世界の植物を見る機会があるのなら、
「その植物が生きている国や土地のことも知っておいたら、もっと面白いのでは?」
と思いました。
そこで、精油を一つずつ見るのではなく、世界の地域を旅するように、植物と香りを見ていくことにしました。
※「世界のアロマ」はGREEN×EXPO 2027の公式企画ではありません。GREEN×EXPOを一つのきっかけとして、AromaTimeで行っている独自の学びです。
タイ、エジプト、地中海、アフリカ……世界を植物から見てみる
「世界のアロマ」では、こんなふうに世界を巡っています。
第2回 エジプト+アラビア
第3回 地中海ヨーロッパ
第4回 アフリカ+インド
第5回 南北アメリカ
ここで見ていくのは、精油名や成分だけではありません。
その植物が育つ気候。
そこで暮らしてきた人々。
料理や薬草、香辛料としての使われ方。
そして、地域を越えて植物や香りが伝わっていった歴史。
それらを一緒に見ていくと、
「なぜ、この場所で、この植物が使われてきたの?」
という疑問が出てきます。
そして、その「なぜ?」を追いかけていくと、いつも見ている精油瓶の向こう側に、植物が生きている世界が少しずつ見えてきます。
まずは、東南アジアから
最初に旅するのは、タイ・ベトナム・インドネシア。

TINO
同じ東南アジアなら、植物や香りも似ているの?

AromaTime川口三枝子
そこが面白いところ^^ 同じ熱帯でも、土地や文化が違うと、植物との付き合い方や香りの使われ方も違ってくるんです。
同じ東南アジアでも、植物、料理、香りとの付き合い方を比べてみると、それぞれ違います。
熱帯の気候の中で育つ植物。
料理にたっぷり使われるフレッシュハーブ。
海を越えて運ばれてきたスパイス。
そして、クローブやパチュリのように、私たちが精油としてよく知っている植物も登場します。
精油瓶からではなく、植物が生きている土地から見てみると、何が見えてくるのでしょう?
次の記事では、
「タイ・ベトナム・インドネシア――東南アジアの植物と香り」
を少し覗いてみたいと思います。
ラベンダー3種の違い、診断で楽しく見てみませんか?
いつもの精油が、もっと面白くなる小さな診断です。
「ラベンダー=安眠」と思っていた方ほど、3種の違いを知ると精油選びが楽しくなります。3つの質問とラベンダーの小さなお話から、今のあなたに合う学びの入口をご案内します。
診断結果では、ラベンダー3種の姿・育つ場所・成分を見比べられる無料PDFもご案内します。

<この記事を書いた人> 川口三枝子(AromaTime主宰)
NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー/アロマセラピストトレーナー。アロマ歴28年。著書『すぐ使えるアロマの化学』はロングセラーとなり、台湾語版も発売。AromaTimeスクールチームとして、緩和ケア病棟でのアロマケアボランティアも継続しています。
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